おむつなし育児を実践しようと思ったわけ

おむつなし育児とは…「できるだけおむつの外で自然に排泄させる機会をつくる育児」です。(詳しくはこちらの記事をご参照ください)

娘を授かるまで、私はそのような育児方法があるなんて思いもしませんでした。出産に備えて用意していたものは紙おむつ一択。そんな私がなぜおむつ育児に出会い、実践しようと思ったのか、ご紹介します。 

目 次

1 3つの言葉に疑問を抱く

 ・「3時間おきに起きるの大変だけど頑張ってね!」

 ・「排泄前に泣くの!?」

 ・「おむつ替えすぎじゃない?」

2 検索魔になる

 ・排泄前人泣くのは病気の可能性!?

 ・赤ちゃんには本来、排泄感覚が備わっている!

3 おむつなし育児に出会う

 ・排泄コミュニケーション

4 おむつなし育児を実践しようと思ったわけ

1 3つの言葉に疑問を抱く

 娘が産まれ、ほっとするのも束の間、まとまって睡眠をとれない日々が続きました。出産報告に呼応し、先輩ママパパからかけられた言葉がこれ…

「3時間おきに起きるの大変だけど頑張ってね!」

 そう、新生児は3時間おきに授乳する必要があり、母は昼夜問わず約3時間おきに起きなくてはいけないのです。

 でも、うちの娘にはそれが当てはまらず!!

 生まれて3週間くらいは、1時間おきくらいに泣いて起きていました。お腹が空いて起きる、排泄前に起きる。初めはなぜ泣いているのかわかりませんでしたが、おむつを見ると濡れていない…でも泣き続ける…そのうちに排泄して、おむつを替えるまで泣き続ける…おむつを替え終わるとすぐに眠りにつく。それが当たり前だったので、当初は全く寝る間がありませんでした。(余談ですが、夜によく寝る子で生後4週目~4か月くらいは8時間~11時間くらいまとめて寝てくれるようになりました。)

 しかし、初めての子育てでしたので、「お知らせ機能がついている!なんて良い子~」と特に周りと違うことにも気づかずにいました。

 そして、娘の知らせ(泣く)を受けてから排泄を待ち、おむつを替えるという我が家のスタイルが出来上がり、それを目撃した義母から一言…「排泄前に泣くの!?」と驚かれます。そして私も驚きます…「みんな排泄前に泣かないのΣ(・ω・ノ)ノ!?」。まさか周りと違うなんて考えもしなかったし、お知らせ機能は良いことだと思っていたので不安にも思っていませんでした。

 そしてまたある日、義実家で過ごしていると義父から一言…「おむつ替えすぎじゃない?」「えーーー(・・?どういうこと??」と何を言っているのか全くわからない状態(^-^;

 そこでふと思います…もしかしてうちの娘周りと何か違う??何が違うの??

2 検索魔になる

 思い返すと、みんな3時間置きと強調して応援してくれる。排泄前に泣くこともみんなに驚かれる。そしておむつ替えすぎだとの指摘…だって替えなきゃ泣き続けるし…そもそも濡れてるのに気持ち悪いじゃん???と思いながらも、排泄前に泣くことやおむつの替えるタイミングなどを検索してびっくり!!

 やはり一般的には、排泄前に泣くのは珍しいこと、排泄を知らせないので、おむつの交換も2時間に1度確認して濡れていたら替えるなどの方法で排泄の度には替えていないことが判明。

 さらに、赤ちゃんは排泄では泣かない!泣く場合は何か病気かも…といったサイトまで見つかってさらに不安を煽られました。そこで、健康センターの育児相談に電話してみると…「排泄前に泣く赤ちゃんもいますよ。病気の可能性であることは低いので、安心して様子を見てあげてください。」助産師にお墨付きを頂き、ほっとすることができました。

 そして、この検索魔中に気づいたことがありました。うちの娘に照らし合わせて考えるならば「赤ちゃんには本来、排泄感覚が備わっている」と考えるのが自然でした。赤ちゃんに排泄感覚は無く、最新のおむつも質があがっているため、サラサラで不快ではないという方もたくさんいます。

 いえいえ、普通の人間の感覚から申し上げますと、おしっこする前にはおしっこしたいって感じる、濡れたパンツは気持ち悪い!同じ人間ですもん!赤ちゃんもそうなんですよ。現に娘はそう主張しています。

3 おむつなし育児に出会う

 そこで私は、「おしっこ出るよ!(泣く)気持ち悪いから替えてね!(泣き続ける)替えてくれてありがとう!(泣きやむ)」と意思表示をちゃんとしてくれる娘の気持ちを尊重したいと思い、それを叶える方法を検討しました。育児書を読み漁り、検索魔になり、そこで出会ったのが、おむつなし育児だったのです。

おむつなし育児について詳しくはこちらをご参照ください。

 そしてもう一つ…言葉的にはこちらのほうが好きなんですが「排泄コミュニケーション」です。こちらも私に影響を与えてくれました。

 「排泄コミュニケーション」とはアメリカで生まれたもので、赤ちゃんの排泄のサインを読み取りママがそれに応えていく(オマルなどで排泄させてあげる)ことで、コミュニケーションをとることです。おむつなし育児同様おむつ外しを目的としているわけではありません。

 排泄コミュニケーションについてはこちらをご参照ください。排泄に寄り添うという視点から「おむつに頼り過ぎない育児」を8家族の実践を踏まえ紹介しています。

4 おむつなし育児を実践しようと思ったわけ

 第一に「おしっこ出るよ!(泣く)気持ち悪いから替えてね!(泣き続ける)替えてくれてありがとう!(泣きやむ)」と意思表示をちゃんとしてくれる娘の気持ちを尊重することが目的

 第二に排泄を通してコミュニケーションを育みたい

 第三におむつ代が浮く!!!

これが、私がおむつなし育児を実践しようと思ったわけです。